個人投資家にとって新しい運用手法として人気を博しているのがヘッジファンドによる資産運用です。
元々は超富裕層向けに発展してきたヘッジファンドですが、日本でも個人が投資できるヘッジファンドが登場してきました。
しかし、いざヘッジファンドで資産運用しようと思った時、とくに初心者の方はどう選べばいいのか難しいですよね。
そこで、こちらでは運用初心者の方が安心して資産形成できる日本のヘッジファンドについてご紹介していきます。
ランキング作成に当たり大切にした2つの事
運用初心者の方が安心して資産を増やしていくためにはどうすれば良いか。
考えに考えた結果、今回のランキング作成に際しては2つの事を重視しました。
- 詐欺ではなく安心して投資できる事
- 運用が安定していて安心できる事
それぞれについて見ていきましょう。
詐欺ではなく安心して投資できる事
資産運用の世界では、詐欺や悪質な行為をする会社が存在します。そして、その数も少なくありません。
せっかく資産運用を始めたのにお金をだまし取られてしまっては元も子もありませんよね。
もちろん資産運用ですから増えることもあれば減ることもあります。ですが、そもそも資産運用すらされていなければそれ以前の問題です。
そこで本ランキングでは私が実際に投資して安全に資産運用されていることを確かめたファンドのみご紹介します
運用が安定していて安心できる事
資産運用で初心者の方がぶつかる壁は「資産運用し続ける事」だと思います。
ずっと資産運用を続けていればプラスだったのに、不安な気持ちにかられ途中で止めてしまったためにマイナスになることはよくあります。
例えばこちらの日経平均のチャートを見て下さい。
1月26日から運用を始めたとしたら、3月19日には-32%まで下落しています。例えば1000万円運用していたなら680万円まで減ってしまっているわけです。なんと320万円の損失ですね。
あなたはこの下落にショックを受けずに耐えられますか?
そして、3月の大暴落の時点で運用を止めずに資産運用し続けていたらどうなっていたのでしょうか。
なんと16%のプラスとなっています。1000万円運用していたなら1160万円となっており、160万円のプラスです。
- 320万円のマイナス(1000万円 → 680万円)
- 160万円のプラス(1000万円 → 1160万円)
同じ商品で運用したとしても止めるタイミングによって運用結果は真っ二つに分かれてしまうのです。
そして、どんな場合にこの失敗にはまりやすいかというと、値動きが大きい商品で運用したときです。
-1%ですぐに資産運用を止める人はまれでしょうが、-30%となったら止めてしまう人も多いでしょう。資産運用し続けるためにはそもそも値動きが安定した商品を選ぶことが重要なのです。
さらに、含み損を抱えている状態はとても大きなストレスとなります。
精神的ストレスを避けるためにも安定した資産運用を選ぶようにしましょう。
このヘッジファンドランキングが参考になる人
それでは、いよいよヘッジファンドランキングをご紹介していきます。ただ1点申しあげておきますと、こちらのランキングは短期間に大きく利益を上げたい人には向いていません。
ランキングが参考になるのは次のような方達です。
●運用初心者の方
●長期で着実に資産を増やしていきたい方
●精神的ストレスの少ない安定運用をしたい方
いずれかに該当する人はぜひ参考にしてみて下さい。
第1位 BMキャピタル
総合評価 | SS | 非常に優れている |
実質パフォーマンス | A | 高いパフォーマンスを実現している |
リスク/リターン | SS | リスク/リターンのバランスが非常に良い |
運用戦略 | A | ダウントレンドにも強い安定した戦略を採用している |
将来性 | S | ファンドマネージャーも若く将来性への期待は高い |
ファンド規模 | SS | 80億円程度と、規模感が良い |
コロナ対応 | S | 素早いポジション変更により確実に乗り越えた |
第1位はBM CAPITALです。1位に選んだ理由は大きく2つです。
①私自身もBMキャピタルに出資していて運用内容にとても満足している。
②BMキャピタルはヘッジファンドの中でも特に安定した資産運用をしている。
BMキャピタルの特徴は、初心者の方が安心して資産運用するのに正にピッタリなものとなっています。
詐欺ではなくて安心できるのはもちろんのこと、利回りも非常に安定しており過去にマイナスになった年はありません。
ファンドマネージャーも東大出身で外資系投資銀行に勤めていた経験がありバックグラウンドも確かなものとなっています。
①利回りが安定しており安心して投資できる
②過去にマイナスになった年はゼロ
③東大卒、外資系投資銀行出身のファンドマネージャー
第2位 セゾン投信
総合評価 | B | 検討してもよい |
実質パフォーマンス | B | マーケットの水準よりも少し高い位置をキープ |
リスク/リターン | A | リスク/リターンのバランスが良い |
運用戦略 | B | 全世界の株式に分散投資を行っており、マクロ経済に左右される |
将来性 | B | 安定的に運用が続くと予想される |
ファンド規模 | C | 規模が大きくエッジの効いた運用は期待できない |
コロナ対応 | B | 市場に連動した推移となった |
第2位はセゾン投信です。セゾン投信は長期投資を前提として広く世界に分散する投資となります。
分散投資のデメリットは大きなリターンを得にくいことですが、その分大きな損失が出にくく安定した資産運用となるのがメリットです。
さらに、セゾン投信は「R&Iファンド大賞2020 最優秀ファンド賞」を始めとして数々の賞を受賞しています。業界内でも高く評価されているのがセゾン投信なのです。
セゾン投信の最低投資金額は1万円となっています。いきなり大金を運用するのは怖いけどまずは小額からという方にもピッタリです。
100万円以下の資金で資産運用を考えている人はぜひセゾン投信をチェックしてみて下さい。
第3位 GCIエンダウメントファンド
総合評価 | B | 検討してもよい |
実質パフォーマンス | C | 満足とは言えない |
リスク/リターン | C | 安定しているもののリターンが伸び悩んだ |
運用戦略 | A | ヘッジファンドを組み込んだオルタナティブ投資を実践している |
将来性 | B | 米国名門大学の投資手法を模範としており更なる進化に期待 |
ファンド規模 | A | 40億円と小規模であり魅力的 |
コロナ対応 | A | 市場を上回る推移となった |
米国名門大学ではヘッジファンドで資産運用するのが一般的です。そのため、GCIエンダウメントファンドでも投資先がヘッジファンドとなっています。
本来であればヘッジファンドで資産運用しようとすると事務手続きの負担がかかります。ヘッジファンドは私募ですから対面で説明を聞かなければいけませんし、最低投資金額も1000万円~と高いです。
ですが、GCIエンダウメントファンドは投資信託ですので1万円程度から購入でき、手続きもインターネット上から行うことができます。
手間をかけずに小額からヘッジファンドでの運用を試したいという方におすすめです。